お米の栽培法-2023年度 稲作のあらまし

1 無農薬、無施肥
(動物堆肥やボカシも使用しない)

2 種籾
⑴ 自家採種の種籾を使用する。
⑵ 種籾は田圃の土を用いた泥水で洗い、雑菌を消毒してから浸水する。

3 苗代
⑴ ビニールトンネルで保温する。

  • トンネル育苗で保温

⑵ 育苗終了後、窒素固定のために大豆を栽培する。

4 耕起
⑴ 場所に応じてサブソイラで心土破砕する。
⑵ 一番耕起は表土15cmを荒耕(こぶし二つ分の大きさ以上))する。
⑶ 好気性細菌を呼びこむために十分乾かす。

  • 荒耕で土を乾燥

⑷ 二番耕起は表土10㎝前後を浅く砕土する。
⑸ 代掻きは表土7㎝前後を荒代かき後、間をあけて仕上げ代かきする。

5 水管理
⑴ 山間地で水温が低いので、一番上の田に水温をあげるための回し水路を作る。

  • 回り水路で加温

同じ場所に水の浄化作用を期待して真菰(まこも)を栽培する。

水質を浄化する真菰

⑵ 田植え後は湛水管理し、以後掛け流しを基本とする。

  • 田植え後の岩木山

  • 出穂を始めるお稲様

6 収穫・貯蔵

⑴ コンバインで収穫し機械乾燥する。一部は稲刈り機で刈り取り自然乾燥する。

  • 収穫を待つ稲穂

  • 棒掛けで自然乾燥

⑵ 玄米専用低温貯蔵庫で室内を15度以内に保ちながら管理する。